家づくりで、いちばん苦労していること
- 清乃 高沖
- 2015年6月12日
- 読了時間: 2分
解体が完了し、いよいよ着工しはじめました。
思いがけずのできごとで、現場のかたに叱られたり迷惑をかけたりしつつ
それでも進んでいく工事。ありがたやー。
家づくりに難しさはいくつかありますが、ここまででいちばん難しいと感じているのは
図面から、立体へ、そして未来へ過去へと
2D→3D→4D へのあたまのなかで描くこと。
基本的に、黒の線で描かれている図面からのヒントは
大きさや配置の、平面的な関係性。
部屋の平米数みたいなことはとらえることができますが
これを、立体であたまに描くとなると
2~3枚の平面図(前から見た・上から見た・パーツで見た それぞれの図)を、
あれ?これは西?いや南側か?
250cmの窓って、大きいの?小さいの?
と、メジャーを持ったり窓辺に立ったり、西を向いたり南を向いたり。
そうして、やっと3Dになったかと思ったら
今度は、子どもが成長し、父は老いるという現実と、
過去にここに暮らしていた自分からのメッセージ。
たしかにいまは、一緒にお風呂に入ってくれるむすこたちも、
近い将来、お風呂どころか目も合わせないことでしょう(笑)
と。なると。
子ども部屋を通って洗濯物を干したりしたら、つどケンカになりそう、とか
子どもが大きくなったら夜中に帰ってきても、窓からはいれるようにしてやろうかなという
欲が出てくるもの。
で、いったんワクワクするものですから、空想に旅立ってしまって
実際の図面のチェックが遅れるというわけ。
こちらは、窓枠というか、サッシの色見本。
壁の色が決まらぬうちに、サッシ色を選択するという難易度高い工程に、ちょっと萌えつつ。

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