一方へだけ進む子育て
- 清乃 高沖
- 2015年10月5日
- 読了時間: 3分
いまやクックパッドにいきましたが
暮らしの手帖といえば、の松浦さんが、『ハローグッバイ』という子育て本を書いています。
子育てはハローとグッバイの連続だから、とのこと。
いまいちピンときていませんでしたが、子育て歴を重ねるうちに、ああそうかと。
子育ては一方向へだけ進み、戻らないものなんですね。
ゴロンと寝ていたかとおもったら、寝返りをして、
いつのまにかハイハイをし。
親は「ハイハイができたー!」と万歳なのですが
それもう「ハイハイができなかった日、には戻らない」ということ。
立ち上がり、歩きだしてしばらくしたら、もうハイハイなんて二度としません。
「え?そんなことしてましたっけ?」くらいの勢いでハイハイをわすれさるベビーたち。
うれしいと思う成長は、さみしいなというある時点との子どもとの別れ。ばいばいきん。
アンパンマンが好きだと言っていたかと思ったら
ふときがつけば、戦隊ものだのプリキュアだの。
次はアイドルでしょうか。
つないでいた手はいつのまにか、ふりほどかれてダッシュへと。
いないいないばーできゃっきゃと笑っていたかと思えば、DSに夢中。
ママがいちばんちゅき♡
と、言っていたのに、あっというまにクソババア笑
だー。
むすこ1(1年生)が、「今年はハロウィンいい」と言っております。
”いい”とは、Good!ではなく、No thank you.
あーこれでもう、むすこ1と、ハロウィンを楽しむ月日はさようなら。
またもやうれしくもさみしい成長です。
去年、sugar babyさん主催のハロウィンパーティに参加しました。
忙しい中、増田さんが夜なべして仮装を準備したり
さむくてタクシーで移動したりと、いろいろ手間がかかりましたが
でも。参加してはっちゃけてよかった。
そうか、あれがむすこ1とのラストハロウィンだったのか。

考えてみれば、ですが
子どもと海水浴って、何度チャンスがあるのでしょう。
海に行くという意味がなんとなくわかって、元気に海に入って遊べるのが3歳だとして
「わーい!」と行って、海についてくるのは12歳くらいかな。
だとすると、夏9回分だけのチャンスじゃないですか。意外と少ない。

この毎日の、いとおしさたるや。
本人たちは、ほぼ忘れてしまうでしょうけれども
かーさんは、君たちが言ったこと、見せてくれた表情を、ずっと覚えていようと思います。
むすこ1は、幼いころ、「パトカー」と言えずに「パカーイ」といっていました。
「ままー。ぼくねー、おおきくなったら、えさが、とれるようになるから!」と発言したのもむすこ1です。
箱ティッシュの横っちょの穴の切れ端を
大事に集めていたこともありました。

増田さん手作りの仮面ライダーベルトや
シールを貼っただけの、キャラ付き弁当にだって、大喜びしてた笑

いまそんなことを本人に話すと、ちょっと面倒そうな顔をします。
わかる、その気持ち(笑)
忙しがって遊べなかったり、ゆっくり話が聞けなかったり、テンパって八つ当たりしちゃったりと
少なからず後悔もあるけれども
その時のわたしのできるかぎり、あちこちへでかけ、一緒に食事をして、
写真もいっぱい撮って、よかった
これからもまだまだ、一方向へと進む、息子たちの成長。
1回でも多く笑わせて、わたしもたくさん笑っていようっと。
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